当院には様々な不調を抱えている方が相談にきます

そのため　とても重症な方が多く
難治を極める事もしばしば

中には　本人が自覚をしていないだけで
不調の背景に　重篤な疾患が関与している
場合もあるので　注意が必要です

バイタルの異常（血圧や呼吸数など）
皮膚や神経の異常な反応
浮腫の場所や血管の浮き出方

レントゲン画像に写る異常な陰影

クライアントが語る
体の変化を聞きながら

頭に浮かんだ可能性を消すために
様々な検査などをして
確定要素を消去していきます

こうした手間のかかる検査を
疎かにすると

クライアントが悩む不調の原因に
たどり着かづ　いつまでも良くならない
状態が続く

また大きな事故やトラブルの原因にも
なりますので

リスクが考えられる場合には
施術をしないで
まずは専門機関への受診を
勧めるようにしています

今月も
かなりの重症リスクを抱えた方が
来院されました

整骨院や鍼灸院。整体院に通い
腕のシビレが良くならず
当院にわずかな望みをかけて
予約をした方がいます

レントゲン画像をCDーRで
持ってきたので
確認させていただきました

画像からは頸椎の椎間板が狭窄して
おり、椎体にも骨棘がいくつか
みられ　全体的に白い部分が目立つ
腐食が進行している状態でした

診断をした病院では
２度　頸椎の牽引を受けましたが
２回目の時に　両腕に放散痛が走り

その後方が焼けるように痛みが
走りました。

それを担当医に伝えると
「牽引でそんな事はおこらない」
の一点張りで

怖くなり　何か良い療法はないか・・？
探して来たのが当院です。

話を聞いて
ただ事ではないぞ！

すぐに思い当たり
診察を受けた整形外科をネットで調べ
担当したドクターが

頸椎の専門ではない事が判明

画像の状態も良くないので
一度　詳しい検査が必要なのでは？

クライアントに提案し
札幌市内でも最新の機材を導入している
脳神経外科を紹介しました

結果
頸椎後縦靭帯骨化症

脊髄にショックが起こる症状で
首を触る事はリスキーと判断ができました

病院でも処置を誤る状態で
他の施術院でよく普通に
施術をしたな！

改めて驚きました。

事故が起こらなくて良かった
とも言えますが

クライアントの症状が悪化した
可能性もあるので
担当した先生方は
考えなくてはいけません

もう一例は
パーキソニズムを抱えた方です。

相談に来た悩みは
ハンマートゥー（足の指が曲がる症状）

それほど難しい症状ではなく
すぐに良くなるだろうと
思い施術を開始しました。

ふと　クライアントが記入した
カルテに目を落とすと
記入した情報の文字が小さく

とっさに
「脳の検査などされた事はありますか？」

クライアントが
「３年ほど前に足の筋肉が震える事が
たびたびあり、脳神経外科に行き検査を
受けたところ、何も問題なかった」

「ただその時の担当医にも
書く文字が小さいので
将来パーキンソン病に気をつけなさいよ」

と言われた事がある

ハンマートゥに関連する
足を動かすと
どこか動きがぎこちない

ギシギシと動くような状態で
歯車用現象と呼ばれる
パーキソニズムなどで見られる兆候です

さらに鍼灸治療を行い
ハンマートゥに関連する足の脛にある
筋肉に鍼を刺入し電気を流すと

時々　ふくらはぎで
筋肉の収縮が見られた・・・？

攣縮？？（れんしゅく）

筋線維束性攣縮は
骨格筋線維に神経から命令が伝わる際に

下位運動ニューロンで異常が起こると
上手に伝わらず　筋肉が攣縮を
起こす症状です。

施術後　すぐに足の指は伸びて
喜んでくれましたが

反応を見ると
脳の検査を受ける事がベターだと
考え　すぐに市内の専門病院を紹介しました

検査結果が
パーキンソン病初期の診断があり

クライアントも原因が分かり
喜んでくれました。

こうした症状にも対応できる
セラピーがあるので

その後も通院されています

リスクマネージメントは重要で
クライアントにとっても
施術者にとっても必要な能力です

当院ではドクターも通う治療室です。

病院の情報もいただけるので
リスクの高い症状に対しては
いち早く専門の機関をご紹介できます。

ご安心して来院ください。

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