「頭皮鍼灸(頭皮鍼)は何がすごいの?」
“頭皮鍼灸”が話題になっている理由
最近、鍼灸治療の中でも特に「頭皮に鍼を打つ」
――いわゆる“頭皮鍼(頭皮鍼灸)”が注目を集めています。
例えば頭痛・めまい・自律神経の乱れ・認知機能など“
頭・神経系”に関わる症状を訴える方が増えており、従来の身体のツボに打つ鍼だけでなく「頭皮」という部位をアプローチすることで、反応が出やすい、という声が広がっているためです。

「頭皮鍼は身体への影響を頭皮を通じて整える技法です」
また、近年では神経科学・脳画像研究と結びつけて「頭皮鍼」が脳機能の変化にも関わる可能性があるという研究も出ており、
単なる“気持ち良さ”や“血流改善”の域を超えて「神経・脳機能の調整」という観点からも注目が高まっています。
このような背景から、「頭皮鍼灸=“頭(脳・神経)”に直接働きかける鍼灸技法」というイメージが広がりつつあります。

頭皮鍼灸とは?
「頭皮鍼灸」とは、文字どおり「頭皮(頭の皮膚あるいはそのすぐ下)」に鍼を刺入して刺激を与える鍼灸技法のことです。
頭皮には多くの神経線維・血管・筋膜が走っており、
ここに鍼刺激を加えることで、頭部・脳・神経・血流などへの
影響を狙います。
通常の身体の鍼灸が例えば腰や肩・手足の筋肉・経絡・ツボを通じて作用するのに対し、頭皮鍼では「頭」「脳に近い部位」
「神経ネットワークが密な部位」を活用するので、比較的“神経/脳・頭関連”の症状に使われることが多いです。

実施方法としては、細めの鍼を頭皮に刺入し、その上に微弱な電流を通したり「置鍼(刺したまま数分〜数十分置く)」を行ったりする時もあります。
また、頭皮鍼が特に発祥・発展してきた背景には、脳卒中の後遺症や神経疾患など、通常の鍼灸だけでは改善が難しい“神経系・運動系”の困りごとへのアプローチとして中国・日本を含む東洋医学圏で発展してきたという歴史があります。
まとめると、頭皮鍼灸とは「頭皮を入口に、頭部・脳・神経系・血流・自律神経などへ働きかける鍼灸技法」であり、従来の鍼灸のバリエーションとして“頭部アプローチ”を強化したもの、と言えます。

頭皮鍼灸を受けると
どんなメリットがあるのか?
では具体的にどんな“効果/メリット”が期待されているのでしょうか。もちろん鍼灸は万能ではなく、またエビデンスの質に限界はありますが、最近の研究からいくつか報告があります。
主なメリット
神経・頭部・脳機能への調整効果
例えば、Scalp Acupuncture(英語で“scalp acupuncture”、すなわち頭皮鍼/頭鍼)は、脳卒中(虚血性脳卒中)患者の神経機能改善に関してメタ解析がなされています。「神経機能欠損を改善する補助療法として有効である可能性あり」としています。
[6]: https://english.tcsurg.org/article/10.7507/1672-2531.20150193?utm_source=chatgpt.com “Effectiveness of Scalp Acupuncture for Ischemic Stroke: A Meta-analysis_Chinese Journal of Evidence-Based Medicine_The only official website”

認知機能改善・脳卒中後の認知障害への効果
頭皮鍼を用いた研究では、脳卒中後の認知機能障害(PSCI: post-stroke cognitive impairment)患者に対して、従来療法と比べて改善が見られたという報告があります。
具体的には、MoCAスコア/MMSEスコアの改善、P300(脳波指標)遅延の改善などです。
[7]: https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11638195/?utm_source=chatgpt.com “Efficacy of combination scalp acupuncture for post-stroke cognitive impairment: a systematic review and meta-analysis – PMC”
めまい・耳鳴り・神経系症状への可能性
頭皮鍼は、めまいや耳鳴り・頭痛・三叉神経痛など、神経・感覚系の不調にも応用されており、例えば「三叉神経痛に対して頭皮鍼を用いたところ症状改善が出た」という症例報告もあります。
[8]: https://cir.nii.ac.jp/crid/1390564238080060672?utm_source=chatgpt.com “Effects of scalp acupuncture on trigeminal neuralgia | CiNii Research”

頭痛・片頭痛への有効性
片頭痛に対してのメタ解析でも、頭皮鍼群が通常の鍼群や薬物群よりも“有効率”が高かったという報告があります。
例えば、総合有効率が1.24倍という数字も出ています。
[9]: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37783377/?utm_source=chatgpt.com “Effectiveness and safety of scalp acupuncture for treating migraine: A systematic review and meta-analysis – PubMed”
血流改善・自律神経調整など、比較的軽めの不調にも対応
頭皮鍼を紹介している鍼灸院の説明では、頭皮の硬さ・頭のこり・自律神経の乱れ・睡眠の質低下など「慢性疲労」「ストレス」「頭が重い」「頭が凝っている感じ」などにも対応できる可能性があると述べられています。
注意点・エビデンスの限界
いずれの研究も「有効な可能性がある」というレベルで、エビデンスの質(研究のデザイン・バイアスの可能性・異質性など)に限界があります。
例えば、「認知機能改善」のメタ解析では研究間の異質性が高く、バイアスリスクも中〜高と評価されています。
* 改善が見られたとしても「必ず治る」「全ての症状に効く」というわけではなく、従来治療や生活習慣改善などと併用することが多いです。
* 施術者の技術・使用する鍼の種類・通電の有無・施術頻度・対象となる疾患・身体状況などによって結果が大きく変わる可能性があります。

頭皮鍼灸の主なメリットとしては、
* 頭部・神経・脳・自律神経系に働きかけるケアとして有望。
* 脳卒中後リハビリ・認知機能低下・頭痛・耳鳴り・めまい・神経痛など、従来の身体鍼灸だけでは改善しづらい症状にも対応が試みられている。
* 血流改善・神経伝達改善・脳機能ネットワークの調整という観点からアプローチできる。
一方で、「全て保証された効果」ではなく、まだ研究が発展途上という点も押さえておく必要があります。

体験談(難治の腰痛・脳卒中の術後リハビリ・パーキンソン病・頭痛・めまい・耳鳴り)
以下、実際に頭皮鍼灸を受けた方の
「こんな症状でこんな変化があった」という体験談です
※あくまで「個人の体験/参考例」であり、全ての人に同じ効果が出るわけではありません。
・難治の腰痛
「頭皮鍼だけでなく身体の鍼と組み合わせて、長年改善しなかった腰痛に対してもアプローチしています。頭皮に鍼を打つことで“全身を司る中枢である脳・神経系”に刺激を入れ、その後に身体の関節・筋膜・腰部へフォローするという流れで、変化を感じた方がいらっしゃいます。」
「腰の痛みが少し和らぎ、動きやすくなった」「以前よりも腰をかばわずに歩ける時間が増えた」という声があります

・脳卒中の術後リハビリ
この分野では、特にエビデンスも出てきています。
前述のように、脳卒中後の患者に対して頭皮鍼を用いた研究で、「脳機能・神経機能の改善において、単独治療よりも優位」という結果が報告されています。 ([PMC][7])
実際の体験談として、「片麻痺になったが、頭皮鍼を含めた鍼灸+リハビリを始めてから、手足の動きに少し余裕が出た」「脳の左右の繋がり(機能的結合)の異常が、頭皮鍼治療後に改善した」という論文報告もあります。 ([Frontiers][10])
このように、術後リハビリの一環として頭皮鍼を取り入れることで、「リハビリだけではなかなか進まなかった段階のブレイクスルーになった」という体験が報告されています。

・パーキンソン病
神経変性疾患であるパーキンソン病に対しても、頭皮鍼のメタ解析が存在します。15件のRCT(合計991人)をレビューした研究では、「頭皮鍼+西洋医学治療群は、単に西洋医学治療のみの群と比べて症状改善が有意であった」としています。
[11]: https://doaj.org/article/d3b51a4de76448a388d78c8786f5dc71?utm_source=chatgpt.com “Effectiveness of Scalp Acupuncture for Parkinson’s Disease: A Systematic Review and Meta-analysis of Randomized Controlled Trials – DOAJ”
体験談としては「震え・動作緩慢・筋硬直という症状が少し軽く感じられた」「薬の量や頻度を若干減らせたように感じた」という方もいます(もちろん個人差あり)。

・頭痛・めまい・耳鳴り
頭痛やめまい、耳鳴り・三叉神経痛など「頭部・神経・感覚系」症状に対しても、頭皮鍼の適用が紹介されています。
* 頭痛(片頭痛)についてのメタ解析では、頭皮鍼群で頭痛指数(痛みの強さ・頻度)が有意に低下したという報告あり。
* 耳鳴り(ティンナス)についてのメタ解析でも、「頭皮鍼群の臨床有効率が対照群より高かった(RR=1.25、95 %CI 1.16-1.35)という報告」があります。
[12]: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39828220/?utm_source=chatgpt.com “The clinical efficacy of scalp acupuncture for tinnitus: A systematic review and meta-analysis – PubMed”

* めまいや自律神経失調系の“頭が重い・ふらつく”といった症状でも、鍼灸院では「頭皮鍼+背中鍼+身体鍼」の組み合わせで“頭がすっきりした・めまいが軽くなった”という体験が多く見られます。
このように、頭皮鍼灸は「なかなか改善しない症状」や「頭・神経系・脳機能・自律神経に関連する不調」に対して「補助的・併用的な選択肢」として期待されており、実際に「これまでの治療だけでは進まなかったが、頭皮鍼を加えたら変化が出た」という体験も報告されています。

頭皮鍼灸は、
頭皮という“神経・血管・筋膜が密集する部位”を使った鍼灸技法であり、
脳・神経・自律神経・頭部・血流といった“頭・神経・脳機能”にアプローチできる可能性があり、
研究的にも「頭痛・耳鳴り・脳卒中後・パーキンソン病」などで有効性が示されつつある(ただしエビデンスの質には限界あり)、
体験としても「なかなか改善しなかった不調に対して変化を感じた」という声が出てきている、
という点で“すごい”と言えると思います。

ただし、治療を検討する際には以下の点にもご留意ください:
・ 必ずしも全員に同じような効果が出るわけではありません。
・ 施術者の技術や使用する手法・通電の有無・施術頻度などに大きく左右されます。
・鍼灸は医学的な治療(内科・外科など)を置き換えるものではなく、あくまで補助・併用・補完的な位置づけと捉えることが重要です。
・ ご自身の症状・既往歴・薬の使用状況・体調などを鍼灸師・医師と相談のうえ、適切に施術を受けることが望ましいです。
当院では清脳セラピーというコースを用意しています
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